【視察報告】三重県桑名市の「くわなメディアライヴ」

【視察報告】三重県桑名市の「くわなメディアライヴ」

磐田市議会議員として、会派「愛和」にて2026年3月25日から26日にかけて、三重県桑名市の「くわなメディアライヴ」を視察いたしました。

本施設は、図書館を中心に複数の公共機能を統合した複合施設であり、民間活力を活かした運営や先進的な設備の導入など、今後の公共施設のあり方を考える上で多くの示唆を得ることができました。

■ 施設概要

くわなメディアライヴは、老朽化した図書館・保健センター・勤労青少年ホームを統合し、2004年に開館しました。

運営はBOT方式によるPFI事業として民間企業が担っており、2034年には市へ譲渡される予定です。

開館時間は9時から21時まで、年間300日以上開館しており、働く世代を含め多くの方が利用しやすい環境が整備されています。

■ 利便性と効率化

施設では、利用者サービスの向上と業務効率化を両立するため、ICTや機械化が積極的に導入されていました。

・24時間利用可能な返却ポスト

・ICタグによる一括管理

・自動出庫機や座席予約システム

これらにより、職員の負担軽減とサービスの質の向上が図られていました。

■ 多様な利用者への対応

館内には、外国語コーナーや児童スペース、託児機能を備えたプレイルームなどが設けられており、幅広い世代や背景を持つ方々に配慮された設計となっています。

また、歴史資料の保存環境や、市民が活用できるイベントスペース、カフェの併設など、交流拠点としての役割も果たしていました。

■ 民間活力の活用

企業広告などによる自主財源の確保や、利用者数に応じたインセンティブ制度の導入により、民間事業者の創意工夫が発揮される仕組みが構築されていました。

さらに、市によるモニタリングや市民モニター制度により、運営の透明性と質の確保が図られていました。

■ 考察

今回の視察を通じ、以下の点が重要であると感じました。

・民間事業者の挑戦意欲を引き出す環境づくり

・企業努力を促す制度設計

・将来を見据えた長期的な施設運営の視点

・行政における継続的なモニタリング体制と専門性の確保

これらは、今後の磐田市における公共施設の整備・運営においても重要な視点であると考えます。

今後も、民間の知見や市民の声を活かしながら、より良い公共サービスの実現に向けて取り組んでまいります。